~ベルギー国立管弦楽団団員、石本 弾 コントラバス・リサイタル 2017年1月13日(金) „低音の輝き“ 第2弾の紹介 ~
お陰様で
『「ショコラ・ヴィルトオーゾ・ジャパン」(CVJ)新年シリーズ
ベルギー国立管弦楽団団員 石本弾「コ ン ト ラ バ ス ・ リ サ イ タ ル」„低音の輝き“ 第2弾 2017年1月13日(金) 19時開演
場所: かつしかシンフォニーヒルズ』
は無事に終え、小生と妻は羽田からロンドンへ飛び、ロンドンからはベルリン、ブリュッセルと各々の住まいへ帰りました❣❣❣
それでは、この度のリサイタルの総評に参りたいと思います。
先ず反省しなくてはならない事が、リサイタルを行う4日前にインフルエンザの遠い親戚なのか風邪を引き、リサイタル当日までウダウダ体調が万全では無く、ベストな状態でリサイタルに望めなかった事です。
自分だけの演奏会であれば、自分だけに責任があり、どう成ろうとも失敗は全て自分に帰ってくるので済みますが、共演者がゲストのお二人とオーケストラ伴奏をして戴いた15名も居た訳で、皆さんに風邪を移してしまってたなら大変な迷惑を掛けてしまうリスクを持った訳なので、心配かけさせてしまい、
御免なさい❣❣❣ 御免なさい❣❣❣
以外の言葉は発せません。
誰も移らなかったよね❣❓
今回は当然ですが、100%以上の力を出せなかった訳ですから、多くの方々に感動や喜び=
『コントラバスの輝き』を十二分に伝える事にも支障を来し、隠れたい穴が幾つもありました。
さて、今から自分の演奏にメスを入れます。
この当日も本調子に戻れていなかった為に
どの様に夜の本番に全エネルギーを結集させたら良いか迷い、朝から演奏会場へ出発するまで全くサライませんでした。
これで良いのか駄目なのかは結果が答えを持っていました。
日頃は夜に演奏会を行うならば、十分にウォーミングアップをして、曲も全て弾いて準備するのですが、こんな事は始めてでした。
勿論演奏会場では少しさらいましたが、十分ではありませんでした。しかし、風邪を引く前は十分ヨーロッパで準備して来たつもりなので、本番でのエネルギー分配に願いを任せていました。
前半 <無伴奏、ピアノ伴奏付及びソプラノ歌手と>
☆タバコフはLargoで楽しんで演奏する表示が幸先にありますが、楽しむというより重音での序奏に極度な緊張感が入り硬さがあった為に良い重音の響きで聴衆を魅了する事が出来ませんでした。
その他多くのテンポチェンジや音質の違いも十二分に発揮出来ず、いつかやり直したい所存です❕❕❕
従いまして、点を付けるならば100点満点中55点位だと自覚しております。
次は、本来ボッテジーニの„エレギー“を演奏する事に成ってましたが、その気分に成らず急遽フランスの作曲家
☆グワングエンヌのアダージョを弾かせて頂き、タバコフの緊張漲った状況から一変して癒やし系の作品により皆さんが和らぎの世界に入り込めたのではないか❣❓と思います。
よって採点は98点❣
そして3曲目はゲスト ソプラノ 紀伊国屋美智子さんを迎え、
☆プレヴィンのヴォカリーズですが、本来チェロが担当する編成なのに、コントラバスが入った方が魅力的な作品に成る❣と自ら思い込んておりましたが、聞かれた方はどうでしたでしょうか❓
僕自身では、スタートのコントラバスの独奏が更に緊張感が増していれば、良かったな❣❣
と思う次第、採点は80点となります。
次の
☆ロッシーニ„猫の二重唱“ は如何にコントラバスが猫にふんする事が出来るか音色に多少グリッサンドを付け、ミャオミャオの発音に近付けた気がします。
しかし、小生の音程や技術的なミスが何箇所か起こり、採点は40点⚠
やっとここで
☆ボッテジーニの„エレギー“が参上しますが、これは小生の18番の一つ、そつなく最後までお客様を魅了したのでは無いか❣❓
と思いきや、始まって間もなくですが、集中力がふと抜け、ミスタッチ、採点はそれにも関わらず93点❣
と、自我を少しだけ甘やかします。
続けて、
☆グリエールの『2つの小品から』、
インテルメッツォですが、これも十八番でして、採点は96点❣
続くはタランテラですが、若い時の方が勢があり、早く軽快なスピード感で最後まで息を切らさずに盛り上がれるのに、元来当日は親父だとしても一気に弾き切りたかったのですが、
上手くいきませんでした。
採点は56点
さて、後半 は <オーケストラ伴奏と>
というスタイルで望みましたが、 スタート
の
☆ ディッタースドルフ „コントラバス協奏曲 第2番 “
はさすがに小生のサマーコースの中心課題と名打ってますが、まずまずの演奏が出来た筈だと確信していますし、この演奏なら何処のオーケストラのオーディションでも1次は通るだろう❣❣❣
と思いますので、96点を上げたいです❣❣
この後10分間の小休憩を取らせて戴けたお陰で何とかエネルギーをボッテジーニに蓄えられました。
☆ボッテジーニ „コントラバス二重協奏曲 『 パッショーネ・アマローザ“ 』
これはこの日の大目玉❣として市川雅典氏(N響首席代行)とのオケをバックとした二重奏曲
であります故、通常多くのコントラバス奏者達がピアノ伴奏で演奏している以上に体力も重要視されます。
指揮は妻の 石本―印南由香利、小生の癖も良さもお見透し❕❕❕
(まぁ手前のディッタースドルフも同様ですが)
上手にオーケストラのバランスを本番までに仕上げて下さり感謝❣深謝❣でも済まない❣
もう一度プロポーズするべき🉑❣❓
話が支離滅裂、先を急ぎますが、無事に終わりました。
市川氏はさすがにゲリー•カーの弟子❣
ソリスティックな発音で小生の音が埋もれてしまった事もありましたが、ゲストを立てる事も出来、これで良かったべし❣❣❣
日頃この曲をスポーツの様に突っ走って演奏する奏者達が目立ちますが、僕はボッテジーニのこの曲に託した曲想はオペラの舞台を想像せずして表現出来ないモノと察し、男女の恋心、酔っ払って喜び歌い合う人々の様子とかも表現したかったのですが、市川氏は見事に僕の要望にも答えて下さり楽しんで演奏出来ましたし、お客様方にも喜んで頂けました❣❣❣
採点96
(不足の4点は僕がハイトーンのハーモニクスを完璧に響かせられなかったモノ)
それからアンコールは映画のミッションでもお馴染みになりました
☆ガブリエルのオーボエ
を始めてオーケストラ伴奏でコントラバス二重奏として奏でられました。
99点でーす❣❣❣
またの機会では皆様全てが来て戴けますよう望んでます❣❣❣❣❣❣
今回凄かった事は名古屋、大阪から何名も来て下さいましたが、南は九州、北は北海道からも飛行機で来て下さったお客様がいた事も嬉しい限りです。
風邪をこじらさず最後まで演奏出来て良かったです❣❣❣
応援して下さりました全ての方々に感謝申し上げます❣❣❣
その内ユーチューブでお披露目出来るかも知れませんが、その時はお知らせ致します❣❣❣
♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♧♡♧♧♧♧♧♧♧♧♧
~ベルギー国立管弦楽団団員、石本 弾 コントラバス・リサイタル 2017年1月13日(金)
„低音の輝き“ 第2弾の紹介 ~
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
場所:かつしかシンフォニーヒルズ・アイリスホール 開演:19時
皆様
2017年1月13日に葛飾(かつしか)シンフォニーヒルズでコントラバス・リサイタルを開催致します。
今回は贅沢ですが、ソプラニスト"紀伊国屋美智子"さんと前半に巨匠プレビンのレクイエムと2匹の猫がミャオミャオ歌い合うロッシーニの楽しい曲を、後半はコントラバシストの登竜門であるDittersdorfのコントラバス協奏曲とボッテジーニの二台のコントラバスの為の二重協奏曲"パッショーネ アマローザ"を桐朋学園大学の後輩及びN響中堅ホープの市川雅典氏に相棒役として演奏して頂きます。
今回のアンサンブル・ショコラ・ヴィルトオーゾ・ジャパン(CVJ)メンバーにはコンミスに冨沢由美、第2ヴァイオリンに高橋渚、ヴィオラ長谷川弥生、チェロにN響団員西山健一と
前回も参加して頂きました慶應ワグネルOB/OG管弦楽団の有志の方々、その他優秀なアマテュア音楽家、そして我々が2003年より市川で結成したアンサンブル団体 “ショコラ・ヴィルトーゾ・ジャパン” 夏の器楽クリニックに初期から参加しておりました小さな受講生達が成長し、何名も音大に進み現在在学中若しくは卒業した者等おりますが今回のリサイタルにも参加致しますが、前回よりも今回は何名も共演できる事に成り非常に嬉しいお披露目が出来そうです❣
私共が長年指導して参りました子供達と再会して一緒に合奏出来るという事は本当に素晴らしい事だと感じております。
伴奏して下さるオーケストラのメンバーが全て揃いましたので以下に紹介させて頂きます。
肩書はCVJクリニック出身者のみ書かせて頂きましたが、慶応(ワグネルOB/OG)の方々には毎回大変お世話になっております。
また新たに参加して下さいますアマチュア音楽家の方々にも厚くお礼申し上げます!!!
1Vn【コンミス】冨沢由美
菊地武文君(CVJクリニック出身者)
鎌田真帆(CVJクリニック出身者)
青山千裕、 片岡 美穂
2Vn
首席:高橋 渚
鎌田真未(CVJクリニック出身者)
関恵理子、 小林真理
Va
首席:長谷川弥生
世川すみれ(CVJクリニック出身者)
吉田恭治
Vc
首席:西山健一、 倉澤倫子
Kb
首席:倉持清
是非、知人の方々もお誘いの上いらして下さい。
チケットは当日は全席均一4,000円になりますので前売りのご購入を推薦致します。
以下のサイトでもフライヤーの詳細が分かります。
http://chocolat-vj.hatenablog.com/entry/2016/11/03/040801
チケットをご希望の場合はCVJ事務所へ申し込んで戴けますと手数料が掛かりませんので、 気兼ねなくお申し込み下さい。
宜しくお願いします
石本 弾
お問い合わせ;
ショコラ・ヴィルトオーゾ・ジャパン事務局
〒272-0827 千葉県市川市国府台1-1-7
Fax:(047) 373-2685 電話:(090) 4434 0188 e-mail: chocolat.vj@gmail.com
かつしかシンフォニーヒルズ・チケットセンター ↓
https://rsv.k-mil.gr.jp/ticket/jigyo.do?jigyoBango=H121&unitCode=661
お問い合わせ;
ショコラ・ヴィルトオーゾ・ジャパン事務局
〒272-0827
千葉県市川市国府台1-1-7
Fax:(047) 373-2685
電話:(090) 4434 0188
e-mail: chocolat.vj@gmail.com
かつしかシンフォニーヒルズ・チケットセンター ↓
https://rsv.k-mil.gr.jp/ticket/jigyo.do?jigyoBango=H121&unitCode=661
~石本 弾(ベルギー国立管) コントラバス・リサイタル „低音の輝き“ 第2弾の紹介 ~
皆様
2017年1月13日に葛飾(かつしか)シンフォニーヒルズでコントラバス・リサイタルを開催致します。
今回は贅沢ですが、ソプラニスト"紀伊国屋美智子"さんと前半に巨匠プレビンのレクイエムと2匹の猫がミャオミャオ歌い合うロッシーニの楽しい曲を、後半はコントラバシストの登竜門であるDittersdorfのコントラバス協奏曲とボッテジーニの二台のコントラバスの為の二重協奏曲"パッショーネ アマローザ"を桐朋学園大学の後輩及びN響中堅ホープの市川雅典氏に相棒役として演奏して頂きます。
今回のアンサンブル・ショコラ・ヴィルトオーゾ・ジャパン(CVJ)メンバーにはコンミスに冨沢由美、第2ヴァイオリンに高橋渚、ヴィオラ長谷川弥生、チェロにN響団員西山健一と
前回も参加して頂きました慶應ワグネルOB/OG管弦楽団の有志の方々、その他優秀なアマテュア音楽家、そして我々が2003年より市川で結成したアンサンブル団体 “ショコラ・ヴィルトーゾ・ジャパン” 夏の器楽クリニックに初期から参加しておりました小さな受講生達が成長し、何名も音大に進み現在在学中若しくは卒業した者等おりますが今回のリサイタルにも参加致しますが、前回よりも今回は何名も共演できる事に成り非常に嬉しいお披露目が出来そうです❣
私共が長年指導して参りました子供達と再会して一緒に合奏出来るという事は本当に素晴らしい事だと感じております。
伴奏して下さるオーケストラのメンバーが全て揃いましたので以下に紹介させて頂きます。
肩書はCVJクリニック出身者のみ書かせて頂きましたが、慶応(ワグネルOB/OG)の方々には毎回大変お世話になっております。
また新たに参加して下さいますアマチュア音楽家の方々にも厚くお礼申し上げます!!!
1Vn【コンミス】冨沢由美
菊地武文君(CVJクリニック出身者)
鎌田真帆(CVJクリニック出身者)
青山千裕、 片岡 美穂
2Vn
首席:高橋 渚
鎌田真未(CVJクリニック出身者)
関恵理子、 小林真理
Va
首席:長谷川弥生
世川すみれ(CVJクリニック出身者)
吉田恭治
Vc
首席:西山健一、 倉澤倫子
Kb
首席:倉持清
是非、知人の方々もお誘いの上いらして下さい。
チケットは当日は全席均一4,000円になりますので前売りのご購入を推薦致します。
宜しくお願いします
石本 弾
アンサンブル・エスペラントの紹介
ベルリンでこの3月に仲間と結成しましたアンサンブル・グループの紹介です。
http://s.ameblo.jp/ensemble-esperanto/message-board.html
Yukari Ishimoto-Innami 石本ー印南由香利 プロフィール
4歳よりピアノを始め、木下文彦教授に師事。東京音楽大学及びベルリン芸術大学指揮科卒業。三石精一教授、H.M.ラーベンシュタイン教授、オペラ伴奏法をR.ヴォルフ教授、理論を有馬礼子教授に師事。1990年TBS放送 “一万人の第9” に於いて山本直純氏のアシスタントを務める。スペイン・カダクェス国際指揮者コンクールにてセミファイナリスト(ファイナリスト2名)、愛情豊かな音楽性を審査委員長ネヴィル・マリナー氏から称賛された。2002年ボルドーのモンポン市長から文化功労賞のメダルを授与される。2004年ショパン・アカデミーの招きでワルシャワにて指揮。2011年細川俊夫氏の新大作オペラ「松風」《演出・サーシャ・ワルツ》において、指揮者パブロ・ヘラス=カサドのアシスタントを務める。現在、ベルリンを本拠地として6つのオーケストラの正指揮者と 女性合唱団の指導者として活躍する一方、2011年春より新ベルリン交響楽団の常任客演指揮者となる。2012年3月11日、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の第2ヴァイオリン首席奏者クリスティアン・シュターデルマン氏をソリストとし、ドイチェオーパー、ベルリン交響楽団の現役・OBメンバーを中心に集められたオーケストラによる東日本大震災復興支援コンサートを指揮する。2014年よりBVGオーケストラ・ベルリンの正指揮者となる。
{共演オーケストラ}
デンマーク国立放送交響 楽団、ハレーッシェ・フィルハーモニー(ドイツ)、グライツ国立管弦楽団、ベルリン放送交響楽団、ベルリナー・シンフォニカー、トゥールーズ国立管弦楽団、ゾーリンゲン市立交響楽団、フランクフルト/オーダー国立管弦楽団(現ブランデンブルグ州立管弦楽団)、ブランデンブルグ管弦楽団 "アンサンブル・サンスーシー”、新星日本交響楽団、群馬交響楽団、静岡交響楽団、新ベルリン交響楽団
{常任指揮者 }
1991年よりベルリン弦楽合奏団
http://www.berliner-stadtstreicher.de
1999年よりテレマン・オーケストラ
http://www.telemannorchester.de/
2000年ボーカル・アンサンブル「和」をベルリンにて結成 。
http://www.geocities.jp/nagomi_berlin/index-deutsch.html
2003年よりベルリン楽友オーケストラ
2003年アンサンブル“ショコラ・ヴィルトーゾ・ジャパン”を結成。
2014年BVGオーケストラ・ベルリン
http://bvgorchester.de/unsere-dirigenten/
2015年 アンサンブル・エスペラント
石本弾 コントラバス・サマーコース2015の内容について!!
皆様こんにちは
本日は毎年行っておりますコントラバス・サマーコースがどの様に進行しているのか少し書かせて戴きます。
私は過去に日本及びヨーロッパで10種類を越えるコースを受けて来ましたが、
殆どのコースがソロ曲中心の個人レッスンで、オケスタなどはオーケストラ団員も兼ねている講師ならその場で自発的にオケスタのレッスンを全員でしてみるから何時何時やろうか!?
とか、幾つかのコースでは始めからオーケストラへの就職コースとして音大生や楽団に入っている者を募集しているコースもあります。
そして高原を使ってのコースも多く、何時の日か自分も日本の高原で後進の指導をしたい!
という気持を抱きました。
私はドイツのベルリン芸術大学に留学しましたが、当初のベルリンという土地は東西ベルリンに壁(境界線)があり、いろいろな戦後の複雑な社会を身に染みましたが、学校のある 西ベルリンは東京23区の大きさ程でしたが緑の量が20倍あり、「コンクリート・ジャングル」と呼ばれもします東京から離れ、町中あちらこちらで緑の中で学生生活を満喫し、
“これだ!!”、“クラシック音楽には緑が欠かせない!!”、“名曲を作り上げた多くの作曲家はこれよりももっと多くの緑の中で育ってきたんだ!!散歩したり、仕事部屋から窓の外の緑を見ながらも作品を書いたんではないか!?”と多くの情景が目に映るが如く脳髄に何度も湧き出て着ました。
夢の様な留学生活を抱いていた私にとっては本当にいい土地に来たな!!
と実感がありました。
緑の中で散歩して素晴らしい物を作り上げた人は作曲家に留まらず、レントゲンやアインシュタインと凄まじい発見を世に送り出した多くの科学者、その他の賢者達にも緑は不可欠であった!!と現在どんどん人間の手で破壊されてきている多くの緑(自然)が減っていくことに危機感を抱いている私や友人達は何としてでも緑を減らさない運動をしております。
さて、前置きが長くてここまで読んで下さった方々には大変感謝すると共に、
手前の文書の途中で「こいつは面倒な指導者だから、もういい!」と読むのを止め
このページから去った人は所詮私のコースに来ても緑を愛する愛情の無い人=
音楽をも愛せない人たちだと判断しかねませんが、先を急ぎます。
このコースに申し込んで下さった方々には受付の文書や私からの言葉、効率良い練習の仕方、オケスタやメンタル・トレーニング、楽譜等、どういう風に勉強してコースに来て貰いたいかの説明も含み沢山の書類がpdf又は郵便で届けられます。
特に私からの皆さんへの挨拶文は今まで、そしてこれから音楽を学ぶ方も含め大事な鍵的な事柄を知らせています。
以下にその文書<受講生の皆さんへ>だけを貼り付けましたので宜しければ読んでみて下さい。
2015年6月吉日
石本
↓
<受講生の皆さんへ>
こんにちは! 石本です。
この度のMeister Kurs (マイスター・クーるス/マスターコース) に申し込み頂き有り難う御座います。
皆様に送りました文書の表記に付きましては、私が考える音楽観”言葉と音楽の接点による音楽の理解”、“言葉と音楽の相対関係”がクラシック音楽を演奏する我々日本人が最も多く演奏されますドイツ音楽=ドイツ語の響きにより馴染んで戴くことを目的にイタリア語や英語も含め、あまり日常表さない文形で度々記入しましたので慣れない方は多少読みにくいと思いますが、私が何を意図し、皆さんに理解して欲しいかを意識して読んで下されば幸いです。この事は留学する!しない!を問わずある作曲家の作品を演奏する時に、その作曲家がどの 母国語を話す人なのか、作曲家の記す楽曲に非常に影響されています。そこを理解した上で演奏すると、しないのとで音を表現していく時に役立ちます。そこで我々日本人が最も演奏する機会が多いドイツ音楽=ドイツ語の発音がどれだけドイツ音楽を勉強するに至り、重要な物であるか今から感じ取って頂きたいと願います。
この課題にはかなりこだわりを持っていますが、作曲者の母国語=言葉は音の響きと精通していることが多く、言葉の響きを理解した上で音符を読んで演奏する。という心構えも付けて貰えましたら嬉しいです。「音符を見て演奏する」と思われる演奏をしている人も多いですが、「音符を読む」という課題を若い内から身に付ける様心がけて戴けたら嬉しいです。
オペラやレクイエム、その他の歌曲等、歌詞が付いている作品でしたら言葉=歌詞が音の動きと直結している。と容易に分かるでしょう。それは外国のポップス、その他歌詞を日本語訳で歌おうとしてもぎこちなさを感じることと同じです。また、面白い事に発音する事だけを考えた場合、日本語はドイツ音楽を演奏するのに英語より書いてある文字をはっきりと発音する。という意味では近い面があると思います(イタリア語も似ています)。この様なことは十分分かっていると思う方でも日本におりますと外国語を言葉に出せる機会が少ないので、宜しければ日頃 作品を演奏する時に少しでも作曲者の母国語を口に出して発音してみたり、意識して下さい。又は言葉を聞くだけでも違うと思います。特に管楽器の方などは欧米人向き(日本人とは骨格の異なる)に作られた楽器を演奏しておりますので、日本語を喋っている中でヨーロッパのクラシック音楽を演奏することはこの問題を非常にシビアに考えている方も居ります。*但し、吹奏楽で演奏している方は英語の発音から音を読む方が似合っているかも知れません。
その他わたしのこだわりですが日本社会の語学育成の邪魔をしております和製英語等、私が 長年外国語を話す時に支障を期している発音、RとL、FとV及びW、MとN等の違いなどが長いこと外国語暮しをしていても上手くいかない時が多々あります。人により遅く始めても才能があり、素晴らしい発音で話せる方も少しおりますが、外国語を耳に自然に身に付けられる年代は6歳ぐらいまでだと言われております中、現代の若い人たちでも苦労している方は大勢いる様です。
以降の文書でどの様に表記を示しているか説明致します。
RはLとの違いを表す為に平仮名でR属を「 ら・り・る・れ・ろ 」、L属は「ラ・リ・ル・レ・ロ 」。F、VとW系は「ふぁ・ふぃ・ふ・ふぇ・ふぉ」、「ヴァ・ヴィ・ヴ・ヴェ・ヴォ」、MとNは 「エム(m)とエンヌ 」とドイツ語やイタリア語の場合はしっかりと発音しますが、英語やフランス語のようにMがNの発音を兼ね備える場合とも違います。例: 「コントらバス、テmポ」他
現地で皆さんとゆっくり話が出来る時間は限られていると思いますので、送付希望の書類には各々の説明やアドバイスを少し加えました。長野でお会いできることを楽しみにしております。
2015年 吉日
石本 弾